爽やかな逃走

僕らの旅を「青春」なんて名付けて過去にすんな。

2017.09.03

 

世界情勢は未だ不穏な空気を漂わせて、

日曜日、本日のトレンドは「核実験」。

 

平和ボケだとか、終末思想だとか、なんでもいいけど、

相変わらず政治家の揚げ足を取ってトピックを埋めるマスメディアを横目に、

僕はと言えば、東京を中心に広がる4色の円を眺めていた。

 

どうせ端っこに居たって、

どうせ遠くの地に居たって、

どうせなら一番真ん中で。

 

真っ黒い溜息がワンルームに飽和して、

耐えられなくなって外に出た。

 

散々嫌ったこの街も、

こんな日ばかりは空気がおいしくて、空が青くて、

明日が来ることを願った。

月曜日は嫌いだが、それでも願った。

そろそろ、笑い事じゃなくなってきた気がするから。

 

綺麗な星空で悩み事がどうでもよくなったなんてよく聞くが、

日常の終わりが上空をかすめて今を噛み締めるなんて、なんて皮肉だろうか。

 

美味しそうなケーキの写真がタイムラインに流れた。

きっと、知らない方が幸せなんだよ。

 

 

「上空を通り過ぎたミサイルは 未だ誰の心にも落下せず」

ミサイル/amazarashi